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為替レートの意味合いとは

経済   195 Views

現在為替は為替市場で自由に取引され、その売り買いが反映されて価格が決定されます。

以前の日本の為替レートは1ドル360円に固定されていました。日本が戦後の復興から高度成長期を迎えると日本製品が世界で流通するようになり、貿易黒字が拡大して行きました。日

本が取引国に支払うお金よりも貰うお金が多くなっている状態を貿易黒字と言い、対する取引国にとっては自国のお金が流出過多になる貿易赤字状態です。安い円を背景として安い商品を供給し続けるとその国の産業にとって大きなダメージとなる為、円の切り上げを要求される事になります。

 

そして日本の経済が成熟すると為替を開放して自由にやり取りするように圧力がかかるのです。為替レートが売買によって決まるのは貿易によるお金のやり取りを均衡させる目的もあります。

しかし、現在の為替取引には実際の貿易とは関係しない利益目的の投機的な色合いが強くなっています。その為、貿易での収支としての為替取引が投機的な値動きに影響されて、想定した利益が受け取れない自体が発生してしまうのです。

ここ数年の円高は排他的な選択による円買いが進んだ結果と見られています。世界同時不況の影響で諸外国の通貨の信頼性が低くなり選択肢にならなくなっていたのです。

 

しかし、日本の経済も強い訳ではありませんでしたので実態の伴わない円高だったと言う事が出来ます。円高の影響もあり日本は貿易赤字に苦しんでいました。現在の円高はやっと適正な水準に戻ったと考えれば当たり前なのかもしれません。

円高不況

為替レートが円高のときに経済状況が悪くなることを、円高不況といいます。円の価値が高くなる円高とは、言い換えれば円を少し払うだけでドルが買えるという状況です。

海外旅行に行った際、何か商品を買おうと思ったときに、1ドルが100円の円高相場であれば、100ドルのものが一万円で買えますが、1ドルが200円の円安相場であれば、同じものでも倍額の二万円で買わなくてはなりません。なので、海外旅行者にとっては円高は大変メリットが大きく、嬉しい状況だといえます。

 

しかし、海外にものを売る場合、つまり輸出の場になると、とたんに状況は一変します。先の買い物の例の反対で、日本の売り上げが半額になってしまうのです。海外への輸出が盛んに行われている日本車は、日本の輸出入における経済状況を円滑に保つ大切な役割を果たしているのですが、これだって、円高になれば当然、売り上げが落ちてしまいます。

 

大手自動車メーカーであるトヨタでは、円高がたった一円すすんだだけで、年間の利益が350億円も少なくなってしまうのだそうです。

 

現在、輸入より輸出の方が活発な日本の経済状況において、円高は非常に困った問題です。円高がすすんで輸出の利益が下がれば、社員の給料は減少し、失業者が増え、購買意欲は衰退して日本全土が不況になってしまう、この一連の流れを円高不況と呼ぶのです。

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