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AIIBで人民元をあてにするイギリス 河添恵子

え~今回は欧州が陥る中国依存症ということで、え~今、あの問題で物凄くみんな注目していると思うんですけども、ヨーロッパと中国の関係は何度かこの番組でお話していただきましたけれども、今回は「AIIB(アジアインフラ投資銀行)-人民元をアテにする英国」ということで。ちょうど今、総選挙もやっていたりして私も注目しているんで、ぜひお伺いしたいんですけれども、

河添恵子「まずイギリスという国は金融しか無い国なんですよ。残念ながら産業って何か思い浮かびますか?」

え~とないですね、悪巧みと核兵器くらい

「あはは、核兵器はそうですね、核保有国だからまあ世界に対する発言権は今でもあると思っているんですが」

それでなんでイギリス注目するかっていうと、なんかイギリスでも左派が強くなって空母今ちょうど修理中でゼロ隻だから、ついでに核兵器もなくしちゃおう、っていう勢力も出てきてるんですって?

「あ、そうなんですか?。まあ基本的にはイギリスっていうのは左派も強いんですけども、まあ労働者と言いますか、貴族で働かない人か、金融をやっている人か、労働者が失業保険を貰っているという国なわけですよ」

結局、働いていない?

「そう、そう、そう、そう(笑)」

昔は、羊産業とかあったじゃないですか?

「でもまあ、知れてますよね。それであとは若干、薬とか製薬方面はまあまあ良い力があるんですけど、いずれにしても日本人として、イギリスのものとして頭に浮かぶものはメーカーとしては殆ど無いですよね、薬以外、ということかな、、、まあそういう中でですね、イギリスっていうのは2007年8年リーマン・ショック以降、非常に大ダメージを受けているわけです。

しかも、まあユーロとの関係、欧州連合はユーロでイギリスはポンドですが、決して欧州ユーロ側の政策とは相容れないものがあるわけですよね、彼らはフランスやドイツは金融だけやってくれるのは困るというのがあるわけですよ。だからその部分で言ったらイギリスはある種で言うとヨーロッパの中でもちょっと離れている孤島なわけですよ、まさに。でそういった中で、中国も非常にしたたかで今までずっと外遊先としてヨーロッパこの数年ずうっと、まあ温家宝も行ってる胡錦濤も行ってる、そして李克強行って、習近平行くって行ってるけどイギリスにはなかなか行かなかったんですね。

それはなぜでしょうか?と言うと、ま王室と中国の間には物凄くある意味で言ったらタブーがあり、その一番のタブーは、誰だと思いますか?」

え~ダライ・ラマ?

「ピンポン(笑) まあ、ダライ・ラマなんです。結局チャールズ皇太子が物凄くダライ・ラマに肩入れを、それは悪い意味ではなくずっとしてきて、まあイギリスっていうのはそもそも自由と民主主義ってとても重視していたわけです。特にまあ1997年に香港を中国に返還するわけですが

(注釈 英国サッチャー首相と鄧小平の間で1984年に中英「一国二制」による香港返還に合意) 、その後に天安門事件が1989年にあったので、まあサッチャーさんは大失敗をしたと、その後で言ったわけですよ。中国がこんなことになるんなら返すんじゃなかったと。でそういう意味で言ったら非常にまだ1989年90年代というのは、ずっと上から目線でまだ中国を見ていたのですが、結局リーマン・ショックもあり、その後、前もお話ししたと思いますけど、BP(ビーピー)というイギリスでは一番大っきいと言われているまあ石油を中心とした会社ですよね、資源会社。そこがメキシコ湾、アメリカ側のメキシコ湾で海底油田を採掘している時にオイル漏れがあって、それによってオバマ政権から2兆円以上くらいの弁償金、環境がメチャメチャになったということでそれを要求されるわけです。だから泣き面に蜂状態で、まあイギリスとしたらどうにも浮上が出来ない、という中で中国がうまい具合にハゲタカのように寄っていった、と。

で、その時に言われているのはキャメロンさんとか今トップだけれども、主要な人達は『今後ダライ・ラマとは会わない』ということを裏取引というか約束をしたとすら、ハイ、言われてるんです。ですからそれが2012年に一回あってしまったことで、また中国との関係また悪くなるところで、結局2013年の12月かな?キャメロンさんがようやく中国に行ったということから新たな中英時代になるんです。

で彼らからすれば金融しか無いので何を考えているのかというと、人民元のオフショア市場といわれているもので、まあいわゆるシティとか、そういうところを復活させたいと、それしかない。ようするに金融を動かす、特に言われているオフショア市場って3つ大きく分けると種類があって、ようするにいわゆるタックスヘイブンというのはまったく良くわからない、能力の無い国にポンとお金だけ預けるような、そういった口座を作りますよというところです。

もうひとつのパターンというのは内側のお金と、外側の外から入ってくる奇妙なお金を含めたもの、ちゃんと分けて動かしている。でイギリスの場合は完璧な自由化でそういったお金が入ってきたらそれを国内のものと一緒に回して行くことができるという形で一番緩やかなオフショア市場なんですよね。だから今後それを人民元でやりたいと、いう風に考えている。でもじゃあ人民元というのは、まあある意味でいったら政府がコントロールしている人民元である限りは、そういう自由化というものと相反するわけですよ。だけど、もし政府がコントロールしなくなったら逆に言えばアジア通貨基金みたいになる可能性もあるし、リーマン・ショックのアメリカの二の舞いになる可能性もあるわけです。

で、何よりも中国人は人民元を信じていないから(笑)、もし人民元を自由にしますよと言ったら人民元は全部外に出て行ってしまうと思うんです、お金持ってる人はね。だからそういった意味でもある一定のルールでもって外に出しながら動かしていこうというのがイギリスや中国が考えていることであり、我々がやるぞと言い、その延長線上にAIIB(アジアインフラ投資銀行)もあると考えていいと、いう風に思います」
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【5月5日配信】月刊河添恵子5月号 欧州が陥る“中国依存症” 第1回「AIIB―人民元をアテにする英国」河添恵子 倉山満【チャンネルくらら】
https://www.youtube.com/watch?v=SqR7Ck6dHzc&feature=youtu.be

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